「これ、すごく美味しそう!」——城北小の2年生と、朝どれ枝豆のもぎ取り体験
「これ、すごく美味しそう!」——城北小の2年生と、朝どれ枝豆のもぎ取り体験
「枝豆って、何種類あるの?」
「なんで朝早くに収穫するの?」
「どうしたら実が大きくなるの?」
今日、城北小学校の2年生の教室は、こんな質問でいっぱいになりました。
朝、岩槻の農家・金子さんが、その日の朝どれの枝豆を抱えて学校まで来てくれたんです。2年生は4クラス、ぜんぶで100人くらい。2クラスずつに分かれて、金子さんと私でそれぞれのクラスを受け持ち、枝豆の話と、もぎ取りの方法を伝えました。
「陽だまり」という枝豆
今回、金子さんが用意してくれたのは「陽だまり」という品種。茶豆風味の、香りのいい枝豆です。
枝についたままの枝豆を初めて見る子も多くて、「え、こうやってできてるの!?」という顔。実を一つひとつ、プチッ、プチッともいでいく。その手つきが、だんだん真剣になっていくのがおもしろい。
「こういう枝豆には、虫がいるかもしれないからよく見てね!」——そう伝えた瞬間、子どもたちの目つきが変わりました。前より真剣に、一つひとつ選別してくれる。「これは?」「これは?」と八方から声がかかって、素直だなあ、可愛いなあと。
自分たちのもいだ枝豆が、みんなの給食に出る。そうわかった途端、その真剣さがぐっと増したんです。この姿は本当に素晴らしいなと感じました。
そして、さっきの質問攻めです(笑)
「1日にどのくらい収穫してるの?」なんて、なかなか鋭い問いも飛んできて、金子さんもうれしそうに答えていました。
「あんまり好きじゃないけど、これはおいしそう」
いちばん可愛かったのは、子どもたちの正直な声。
「枝豆、あんまり好きじゃないけど……これはすごく美味しそう!」
「1時間目なのに、見てたらもうお腹すいてきちゃった」
こういう言葉が、あちこちから聞こえてくる。
嘘のない、まっすぐな反応です。畑から教室に運ばれてきたばかりの朝どれの枝豆には、子どもの「食べたい」を引き出す力があるんだなあと、改めて思いました。
顔の見える人が、野菜を持ってくる
私たち農BASEは、さいたま市内160校のうち40校に、地元の野菜を給食として届けています。ふだんは、野菜だけが学校に届く。作った人の顔は、子どもたちには見えません。
でも今日は違いました。
「この枝豆を作ったのは、岩槻の金子さんだよ」——そう伝えられる。目の前にいる金子さんが、どんな思いで、どんなふうに育てているのかを、子どもたちが自分の耳で聞ける。
これって、地産地消のいちばん豊かなかたちだよなと思うんです。
野菜が地元産、というだけじゃなくて、作る人と食べる人の顔が見える。おたがいさまの関係が、教室のなかにちゃんと生まれていました。
体験授業は、農家さんの「営業」にもなる
今日、金子さんからこんな話を聞きました。
「学校で体験授業をやるとね、農家としても営業になるんだよ」
どういうことか。
体験をした子どもたちが、お母さんと買い物に行く。すると、スーパーの棚に金子さんの枝豆が並んでいる。「あ、これ金子さんの!」——そう言って、買ってくれるんだそうです。
なかには、家で子どもから話を聞いたお母さんが、わざわざ店員さんに「金子さんの野菜はどこですか?」と尋ねてくれる家庭まであるとか。
畑での体験が、教室につながり、食卓につながって、またぐるりと金子さんの畑に返っていく。
地域のなかで、お金と気持ちがちゃんと循環している。これもまた、すごく素敵なことだなと思いました。
子どもたちの「おいしい」が、地域をつなぐ
質問がたくさん出てきたこと。それが、今日いちばんうれしかったことかもしれません。
興味を持つから、質問が出る。質問するから、もっと知りたくなる。そうやって野菜と、それを作る農家さんと、自分の住む地域とが、少しずつつながっていく。
金子さん、朝早くから城北小まで枝豆を運んでくれて、本当にありがとうございました。
そして2年生のみんな、たくさんの「なんで?」と「おいしそう!」を、ありがとう。
子どもたちの「おいしい」が、地域をつなぐ。
今日の教室で、その芽が確かに育ったのを感じた一日でした。
よくあるご質問
今回のもぎ取り体験で使った枝豆は、どんな品種ですか?
「陽だまり」という茶豆風味の品種です。岩槻の農家・金子さんが当日の朝に収穫し、城北小学校まで直接届けてくれた朝どれの枝豆を使いました。
農BASEはさいたま市の何校に地元野菜を届けていますか?
さいたま市内160校のうち40校に、地元の野菜を給食として供給しています。作る人と食べる人の顔が見える「地産地消」を広げることを目指しています。
ご賛同・協力頂いている「さいたま市の農家様」

鈴木屋

金子農園

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中野農園

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飯田農園

鈴木農園